ピチット県ポープラタップチャンの蛍観賞 หิ่งห้อยสวยโพธิ์ประทับช้าง
ピチット県ポープラタップチャンで毎年開催される、蛍観賞に行ってきました。本当に、予想以上の素敵な光景でした!フェイスブックや現地で得た情報をもとに、詳細を記事にしていきたいと思います。
ホタル観賞地
ピチット県ポープラタップチャン群での有名な寺院であるワットポープラタップチャンの前に会場が設置されています。
ピチット中心地区からは約30キロほどの距離になります。
ピチット県は、バスやタクシーなどの公共交通機関があまりないため、移動が難しいのが難点です。中心地区にはサムローがありますが、少し遠いため、交渉が難航する可能性がありますので、一番のお勧めは車で運転していくことになります。
タイの蛍観賞の季節
タイの冬季に入った10月中旬以降から12月までがホタル観賞の季節となります。おすすめは、11月中のほうがより綺麗に見えるようです。今年は気温が低かったため、去年に比べて多くのホタルがいるとのことでした。その年の気温によって、オープンの時期はずれる可能性があります。
ホタル観賞詳細
期間:2019年ポープラタップチャンでのホタル観賞は10月18日~スタート
下記にのせたポープラタップチャンのFacebookで毎年広告をしています。
時間:毎日18時半~20時半までホタルクルーズに参加が可能です。
料金:ボートは8人乗りで一台チャーターにつき200バーツ
限られた時間になるため、当日の参加は難しい場合があります。特に土曜日は混み合うようで、土曜に来るのはおすすめはしないよと言われました。電話予約をしたうえで行く必要があります。電話番号は変更になる可能性も高いため、Facebook情報を見て確認が必要です。外国人はあまり来ることがない場所のため、もちろんすべてタイ語での対応になります。
会場の様子
夕方から、会場ではムージュムというタイ料理を食べることができます。
ムーチュムは、小さな土鍋に白菜や、春雨、豚肉などを具材として入れ煮込む鍋料理です。 鍋のスープ自体はあっさりとした味付けで、器によそった後に好みで味を変えられます。
ポープラタップチャン名物のソムオー(ざぼん)を使用したソムタムソムオーは、もあり、とても美味しかったです。
エクササイズに近いゆるーいタイダンスで迎えてくれました。一緒に踊ると喜んでくれますよー。
ホタルクルーズ船
予約の時間になると、ライフガードを着て、小船に乗り込みます。約500メートルの距離を船でゆっくりと往復するため、時間は約30分ほどになります。
乗り始めたときは、まだ明かりでしっかりとみえなかったのですが、少し進んだだけで明かりのない真っ暗な暗闇になりました。
予想以上の大量のホタルが川辺を乱舞している姿は圧巻です。暗闇のおかげで、星もきれいにみえて、まるで水辺に空の星が光りを放ち、反射しているような本当に幻想的な空間でした。
なかなか難しい場所かもしれませんが、機会があったときにぜひ訪れてほしい場所です。
ピチット県のローイクラトン
陰暦12月の満月の日にあたる、毎年11月はタイのローイクラトンの時期になります。ローイクラトンは灯篭流しのお祭りで、農業に深い関わりのある水の精霊に感謝を捧げ、罪や穢れを水に流す意味があります。
ローイクラトンはタイ全土で行われます。有名なのは、ロイクラトンの発祥地であるスコータイが2週間ほど長く大々的に開催されており、遠方からも多くの観光客が訪れる場所となります。
スコータイ県にもいきましたが、せっかくなので、あまり情報のない地方でのロイクラトンはどのように開催されているか、ピチット県のロイクラトンを紹介していきたいと思います。
2019年のロイクラトンは、2019年11月11日の開催でした。基本的に、祭りのメインは満月の日にあたる日なので1日だけになります。規模の差はあれ、限られた場所ではなく、各地の寺院の水辺がある場所でロイクラトンは開催されています。
ピチット県の中心地区では、ワットタルアン、ブンシーファイ公園になります。今年はお勧めされた規模の大きいワットドンクランวัดดงกลางに行ってきました。
交通手段は、車のみになります。夕方以降暗くなり始めると、とても混み合います。
ライトアップでイルミネーションされていてとても綺麗です。
多くの食べ物の屋台がでており、食べるものには困りません。
おすすめされたタイのお菓子と、ムーピン(豚串)を食べながら暗くなるのを待つ。
ムーピンはかなり辛めの味付けでしたー。ビール欲しいけど売っていない。
灯篭は30バーツで販売しています。大きいサイズとかは高めの値段になります。
ココナッツ殻を利用しており、シンプルで可愛い。
イルミネーションがクリスマスカラーでした。
ワットドンクランでは川辺で座ることができ、川の幅も狭いため、とてもきれいな風景をみることができます。
お坊さんたちが、小船でタンブンの品をもらいにきます。
灯篭は一斉に流す時間など決まっているわけではなく、自分の好きなタイミングで願いを込めて流します。心身に願いを込めている様子をみて、タイでは本当に重要なお祭りなのだなと実感ができました。
補足で、ピチット県のブンシーファイ公園もこの時期1週間ほど公園前で出店がでています。11月11日のワットドンクラン後にブンシーファイ公園にもよりました。ブンシーファイは、ロイクラトンで流す人が多いというよりは、屋台に来る人で混み合っている印象でした。
不気味な色にライトアップされたワニ像
美人コンテストが絶賛開催されていました。
バンコクからピチット県までロットューでのアクセス เดินทางจากกรุงเทพถึงพิจิตรโดยรถตู้
バンコクからピチットへはロットューでもアクセスが可能です。
価格は、片道300バーツになります。初心者には少し難しいかもしれませんが、北部に向かうロットューに乗りたい方にとっても参考になればと思います。
ピチットからロットューでバンコクへ行く方法は、こちらの記事を参照してください。
下記画像左側がバンコク発の時刻になります。朝7時から夜の19時まで、1日に9本もでているので、便利です。この時刻表はピチットのロットュー乗り場でもらったものです。ですが、時間が30分ずれていたりする場合もあったので時間通りに発車しないと思っておいたほうがよいかと。
バンコクのロットュー乗り場は、モーチット第2バスターミナルの道路を挟んで反対側にあります。
最近できたターミナルなので、ロットュー乗り場敷地の建物は比較的新しくきれいです。
時間があるときにはカフェで休憩もできます。
トイレも新しいのでとても綺麗でした。トイレットペーパーは置いていないので自分で持参してください。
フードコートは、A棟がある北側奥にあります。
中央にあるチケット売り場で40バーツか50バーツの札を購入してから、各お店で注文をするシステムです。
メニューの記載はタイ語だけだったのでタイ語が読めない方には難しいかもしれません。もし注文の際は、写真などを指さすとわかってくれると思います。
出発まで時間があったので、カーオムーデーン(焼き豚のごはんのせ)40バーツを注文しました。赤くて甘いたれが特徴的。見た目に反して、辛くはないのです。
A棟が北部、東北(イサーン)地方行き
B棟が中部地方行き
C棟が東部地方行き
D棟が南部地方行き
とそれぞれの場所で取り扱いのチケットが分かれています。
ぎりぎり北部にあたるピチット県はA棟でのチケット購入になります。
A棟のチケット行先一覧。ピチット行きは、途中、ピチット県内のポータレーもしくはタップクローでロットューの乗り換えが発生し、ピチット中心地まで行くことができます。今回はポータレーでの乗り換えが発生するロットトューでした。
チケット売り場では行きたい場所を伝えると、次の時間と乗り場番号の案内を受けます。電話番号を聞かれるので、用意しておきましょう。本当は朝7時発のバスに乗りたかったのですが、6時45分について聞いてみたところもう売り切れていました。次の出発は9時とのこと。時間には余裕をもっていくことをおすすめします。
チケット売り場の裏にロットュー乗り場があります。
ご飯をたべて、待合室でまったりとしていたら、9時出発といわれたのに8時半頃に電話がかかってきました。もうロットューがきているとのこと。案内人のお兄さんに電話を変わってもらい、ロットューの場所まで連れていってもらいました。
ほぼ、いつ案内があったのかほぼ全員乗車していたのが恐ろしい。初めての経験ってわからないことが多くて気を付けないと置いて行かれていた気もします。
乗客が全員揃ったことを確認し、9時前の8時36分頃に出発しました。出発時間、8時半の間違えじゃなかったのかと疑います。
普通のミニバンかと思ったら、30人くらいくらい乗れる中型のミニバスでした。満員乗車!水や食事のサービスは特になし。エアコンは有りです。
2時間半ほど走り、シンブリー県のガソリンスタンドでトイレ休憩兼ランチタイムを20分ほどとります。とくに時間の案内もなく、運転手が車に戻るタイミングで乗客も戻っていきます。
乗客のほとんどが、ランチをとっていました。40バーツ~クイッティアオや選べるおかずご飯があります。私はクイッティアオムー(豚)を頼みました。具材がたくさんで美味しかったです。しかし、ここもタイ語しか通じなさそうな雰囲気でした。基本的に田舎に行く際は、英語は通じないですね。
その後約2時間でピチット県ポータレー群にてロットューの乗り換えが発生します。そのまま同じロットューで移動する人たちもいましたが、ピチットに行くには乗り換えが必ず必要です。こちらのロットトューは、特に最終停車地などはなく乗客の希望地まで行ってくれるシステム。なので、寄り道を多くするので少し時間がかかります。
乗客は私1人になり不安になりましたが、しっかりとピチット中心地の指定した場所まで送ってくれました。
バンコクからの所要時間は、約5時間半でした。
タイ北部一番の大きさの涅槃物ワットスクマラム วัดสุขุมาราม
ピチット県の南方、バンムーナー地区にタイ国内では3番目に大きく北部で一番の大きさを誇る涅槃物がある寺院がワットスクマラムです。中心地とも離れており、ナコンサワン寄りの場所となるので、車での移動が一番お勧めです。
訪れたのは4月の初旬でかなり前になります。その時には広い敷地内で綺麗な色とりどりの花がたくさん咲いていました。敷地は63ライ(約10万㎡)で東京ドーム約2つ分の面積があります。聞くだけでかなり広いですよね。敷地すべてを歩くのは非常に大変です。とてつもなく広いのですが、特に敷地内を移動するための乗り物などはないため、基本的には自家用車で敷地内も移動できます。
こちらの写真も日差しがとても強く、歩いていると暑さでやられてしまいそうだったので、車で移動しつつ、写真スポットで降りて写真を撮る作戦を決行。
花壇の整備が敷地内全体にしっかりと行きわたっている印象で映えますね~。
敷地奥には、ワットスクマラムの一番の目玉である涅槃物があります。1973年に建設され、約55メートルの長さのとても大きなピチット県を代表する涅槃物になります。
比較的新しく、整備もしっかりしており古さを感じさせない寺院です。涼しいときは、敷地内の花を観賞しながらゆっくりと散歩するのがいいなと感じました。
OTOP蔓籠バック กระเป๋าจักสานเถาวัลย์
ピチット県のOTOPである蔓籠バックの紹介です。เถาวัลย์(タオワン)とは、タイ語で木の蔓のことです。ピチット県ポープラタップチャン群に蔓籠バックの生産者グループがあります。
生産所で採れる木の蔓を使用し、商品を生産しています。
タオワンで編んだ籠は大きさとに比例せずとても軽いです。
お寺へのお供えをするときなどにもよく、タオワンで作られた籠が使われています。
自転車の形に編み込まれた蔓雑貨がとてもおしゃれで可愛い人気のある商品です。
自転車の籠部分には花などの植木を置いてインテリアとして飾れます。
Thaowan basket production group
173/1 Moo9 Dong Suea Lueang Pho Prathap Chang District, Phichit
Tell: 0872008177
山の上の寺ワットカオループチャンวัดเขารูบช้าง
ピチット県の主要観光スポットの一つであるワットカオループチャンの紹介します。
ワットカオループチャンは、国道113号線に面しており、ピチット中心街からは約20キロほどの距離があります。行動からみると、まさに山の上に仏塔がある不思議な光景で興味をひく寺院です。
このお寺は1701年アユタヤ王朝時代に建設されました。ワットカオループチャンの名前にもあるチャンช้างとはタイ語で象を意味しており、石で積まれた山が象の形をしていることからこの名前がついています。
第一関門の階段…は、登らなくても車で上まで来ることができます。暑いので、無理せずに車に頼りましょう。蛇の神であるナーガ神が階段にいるのが見どころ。
頂上まで登る前にも仏堂があります。壁面にも絵画が描かれており綺麗に安置されています。
仏足石のあるお堂では、金箔を張ったり小銭を喜捨することで礼拝をします。
ここからの階段がとても大変。
観光冊子にもでている写真が出てくる地点まで到着しました。
説明してもらうと、なんとなく、象の形がわかるかなと。
既に、かなり疲れ果ててはいますが、ここまできたら最後まで登りましょう。
頂上まで登ると360度絶景の景色が見渡せます。周囲には特に何もないので、畑や自然を見ることができます。
2月の仏教のマカブチャー祝日の夜には祭典が大々的にこのワットカオループチャンで開かれます。ここはどこ?というくらい雰囲気がガラッと変わり、屋台もたくさんでて、階段での光の演出も素晴らしいなと思います。
ピチット県中から多くの人が集まってきたんだろうなと感じる人の多さ。
巨大スクリーンで祝典を祝ったあとに、伝統衣装を着た人たちの行列があります。
最後に、お坊さんたちの行列。ここで、小銭をタンブン(喜捨)していきます。歩いてくるお坊さんたちが持つお盆に、一大イベントのように皆がこぞってタンブンしていく様子にはとても驚きました。あらかじめ、1バーツに換金できる場所が屋台の中にあるのはこのためだったのかと。
少しですが花火も打ち上がります。タイの文化が一挙に楽しめるおすすめのイベントです。
ピッサヌローク~ピチット間のアクセス方法 เส้นทางระหว่างพิษณุโลกและพิจิตร
ピッサヌロークはスコータイ遺跡群やチェンマイ方面への玄関口として、タイ北部でも主要な交通網を持つ県になっています。ピッサヌロークからピチットへ行く場合の方法は、公共交通機関だと電車かバスでの移動が可能になります。電車とバスでの移動方法について説明していきます。
電車移動について
ピッサヌローク駅からピチット駅までは、電車で約40分。普通電車を使用すると片道9バーツしかかかりません。なのでいつも私は、ピッサヌロークに行く場合は電車で行きます。タイ国鉄電車は、普通・快速・急行・特急の4種類でそれぞれ価格が異なります。
ピッサヌローク~ピチット間の電車価格
★普通Ordinally3等席:9バーツ
★快速Rapid 3等席 :29バーツ
特急Special :約200バーツ(1等か2等のみ。基本は席の事前予約必要、ピチット~ピッサヌローク間では使う人はすくない)
本数が思っていたよりも少ないので、事前に電車の時間は確認しておくことをお勧めします。
普通と快速でも時間はそこまで変わらず約40分で行けます。なので、時間があう場合は普通電車を使用したほうが断然お得。ただ、タイの電車は遅れる場合も多いので、次の予定がある場合は時間に余裕をもって行動しましょう。(私は、ナコンサワン駅で電車が2時間遅れた経験があります。)
普通電車の3等席はエアコンがなく、扇風機が回っていたり回っていなかったり。椅子も硬い。基本は外からの風頼りになります。40分程度の移動なら、3等席で正直十分です。
バスでの移動について
ピッサヌローク~ピチット間は、バスが走っています。本数も多く、6時30分~17時半までのあいだ7本のバスがあります。
バスの経路地は、ピッサヌローク第2バスターミナル始発~ピッサヌローク第一バスターミナル~ピチット県ワッチラバラミターミナル~ピチット県スポーツスタジアム終点です。片道48バーツ。所要時間は1時間半と電車よりも時間がかかります。
第2(新)バスターミナルは市内から離れているため、いつも第一(旧)バスターミナルを使用しています。
第一バスターミナルのチケット購入窓口は、28番です。
チケット売り場の時刻表にはピチット行きの時刻の記載がありませんでした。しかし私は17時半ピッサヌローク発のピチット行のバスにのったので、右側の時刻と同じような時間に発車はしているはず。
少し遅れてバスがターミナルに到着しました。チケットをみせて乗車することができます。
バスは途中途中で人がかなり乗ってきます。電車より時間がかかりますが、電車は混み合うと座れない可能性もあるので、確実に座りたいなどの場合などはバスの方が良いかもしれません。
もちろん、ピチットスポーツスタジアムからピッサヌロークへもバスが出ています。
以上、ピッサヌロークからピチットへのアクセス方法についての紹介でした。